2006年05月01日

カメラ内蔵ディスプレイ

またまた Apple の特許からの話題。

The sensing display includes display elements integrated with image sensing elements. As a result, the integrated sensing device can not only output images (e.g., as a display) but also input images (e.g., as a camera).

(『センシング・ディスプレイ』はイメージセンサーとディスプレイが統合されたもの。この統合デバイスを使えば、ディスプレイのようにイメージを出力しながら、カメラのようにイメージを取り込むこともできる)

これはディスプレイLCDの隙間にCCDが内蔵されているようなデバイスなんだろうか?

iChatAV-eye.jpg

たとえばiChatAVのサイトの運用サンプルを見ても、目線は相手に向いていませんね。iSight が画面よりも上に配置されているため、伏せ目がちに映ります。
でも人間は、やはりアイ・コンタクトが基本。こんな、ほんのチョットした「違和感」を見逃さずに掘り下げることが、ヒューマン・マシン・インタフェースの進化に繋がります。

カメラを意識せずに画面の相手に向かって会話するというのは、非常に自然なインターフェイスだと思います。このディスプレイ・スクリーンなら、ビデオ会議の参加者同士が離れた場所にいても目配せできるようになるらしいです。

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2006年04月25日

パッド・デバイス (Pad Device)

macbookpro17inch.jpg

出ましたね、17インチ。これにBoot Camp載せたらいいよね。
ところで、ボクはMacBookやPowerBookの仕様をあんまり真剣に読んだことなかったんですが、スクロールトラックパッドっていいですよね。いまさらなんだけど。

designscrollanim20060424.gif

トラックパッドに置かれた指の数を検知して2本の指でドキュメントを簡単にスクロールしたり、コンテキストメニューを開いたりすることができるのがスクロールトラックパッド。さらにその発展形として、Apple社の特許申請書にある、キーボードと同じ幅をもつトラックパッドが気になります。

タッチ式の入力デバイスでは、人間の指までの接触だけ考えれば良いか、手首の接触までを考えなければいけないかで、大きく制御ロジックが違ってきます。タブレット式の入力に専用ペンを使うのは、不要なタッチによる誤動作を防ぐためという意味もあるわけです。

トラックパッドが複数接点を認識し、優秀な誤認識防止ロジックを持っているのであれば、この細長いトラックパッドの利用価値は大きいですね。



mactouchpadwide.jpg

まずマウスカーソルのコントロールが楽になることが想像できますが、それよりも期待したいのは、このパッド上に指で直接文字を書き込むという、コントロールデバイスではなくインプットデバイスとしての使い方。

そして両手を使った共同作業が可能になるということ。
たとえば左手の人差し指で画像をポイントして右手の指を使って拡大するような操作など、以前「クールなタッチ・インターフェイス」で紹介したようなインターフェイスが身近になってくる。

もちろんNewtonのように画面に直接タッチするのがベストなんだろうけど、コストを安くしようとすると、なかなか良い解決法なんじゃないかな。人間工学技術を独特の「タッチ」にまで練り上げるのが得意なApple。新しい入力メソッドを備えたデバイスの登場を期待したいです。

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2006年04月24日

プライベート・キーボード

4月20日に、またまたApple社の特許出願内容が公開された。

applevirtualkey.jpg

今度は「Activating virtual keys of a touch-screen virtual keyboard (タッチスクリーン仮想キーボードの仮想キーの起動)」
これ自体は「仮想キーボードのキーが押されたことをどのように判別するか」という内容らしい。

この出願書を読んでいて思いついたのは「仮想キーが人間の手の形に合わせてくれてもいいよなぁ」というアイデア。たとえば小指の長い人もいれば、短い人もいる。手の形を学習してくれればQやPの位置を微調整できる。

ハードウェアキーボードなら動かせないけど、仮想キーボードならキーの位置を自分の手の形に合わせることができるからね。「キーボード・エディタ」なんて設定ツールで、自分専用の仮想キーの配置をレイアウト。

このレイアウトデータを持ち歩けば、どのPCでもマイ・キーボードを使うことができる。

Newtonから始まったPDAという言葉のPは「パーソナル(誰か一人の)」の略とされることが多いけど、実際には「プライベート(私だけの)」のほうがシックリくる。

仮想キーボードのようにインターフェイスとして機能するものは、プライベートであってほしいと思う。

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2006年04月23日

Apple、クパチーノに第2キャンパス

ccm1.jpg

現地時間4月18日、Apple本社のあるクパチーノ市の市議会でスティーブジョブズが新社屋(第2キャンパス)の建設計画についてプレゼンテーションを行った。
とりあえず第2キャンパスの土地は確保、上物の設計についてはこれから。3〜5年後に完成の予定らしい。

副市長らを相手にしたジョブズのプレゼンは、市議会のウェブキャスト映像の16分〜23分にかけての7分間ほど。市との非常に友好的な感じが見てとれる(まぁ有力な納税者ですからね)。

副市長から「これからどんなプレゼンテーションが見られるんでしょうか?」と聞かれて「いやぁ、そんなに披露することもないんだけどね」と照れたり、議会メンバーに「30周年おめでとう」と言われて「年を取りましたよ」と笑うあたり、基調講演なんかと比べると「いいおじさん」という感じで、微笑ましい。

このウェブキャスト。2時間半近くの長さがあって、ヒアリングの練習にいいかも。最後のStaff ReportなんかにもAppleの話題が出てきます。

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2006年04月21日

WinXPプリインストール MacBook

MacBook Pro
Mac専門店のExperComWindowsXPプリインストールモデルの MacBook Proが販売されている。お値段は 2,029ドル

スペック:
MacBook Pro 15.4" 1.83GHz 512M/80G/128MB VRAM/Super/BootCamp w/ Win XP Pro SP2/20GB FAT32パーティション(XPのCD付)

<商品の注意書きより>
Boot Campはパブリックベータです。快適に動作しますが WindowsXPモードでは全ての機能が動作するわけではありません。パブリックベータは2007年の9月または、Mac OS X 10.5 Leopardが登場した時点で使えなくなります。その場合にはサポート継続のために Leopardを購入しなければなりません。詳しくはBoot CampのFAQサイトをご覧下さい。

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2006年04月20日

The power to be your best.

knowledgenav.jpg

「Newtonに学べ!」と題して、久しぶりにNewtonの記事が掲載されていた。

エヌフォーのリチャード氏のインタビューもあり、なんだか当時の興奮を思い出してしまった。(それにしてもリチャード、ごっつくなったね。空手をはじめてからビルドアップしたのかな?)


さて、記事の中でも紹介されていたナレッジナビゲーターのビデオですが、これはアップルが1987年に発表した「PDA」という製品コンセプトの未来をイメージして作られたもの。

以前に紹介したオリガミプロジェクトのコンセプトビデオとの違いを体感してください。

道具なのか、それともエージェントなのか。

投稿者 Yos : 16:37 | コメント (0) | トラックバック

2006年04月06日

本家AppleからBootCamp

boot_camp_assistant.gif

Intel MacでのWindowsXP起動をサポートするツールが本家Appleからベータ提供されており、ダウンロードが可能。

optionkeyhold.gif

Boot Camp Public Beta のページより抜粋:

Boot Camp lets you install Windows XP without moving your Mac data. Boot Camp will burn a CD of all the required drivers for Windows so you don't have to scrounge around the Internet looking for them.

Once you've completed Boot Camp, simply hold down the option key at startup to choose between Mac OS X and Windows.After starting up, your Mac runs Windows completely natively. Simply restart to come back to Mac.


Boot Campを使えば、Mac に保存されているデータを移動させることなく、XPをインストールすることができ、必要なXP用ドライバCDもBoot Campで作成することができるのでインターネット上を探し回らなくて済みます。
BootCampで設定すると起動時にオプションキーを押してMac とWindowsを選択できるようになります。Windowsは完璧なネイティブで動作し、再起動するとMac に戻ることができます。

WindowsXP Home/ProのSP2以降専用。Windowsで利用できない機能などの詳細はこちらのFAQで

ふつふつと、MacBook Proが欲しくなってきた(笑)


追記2006.04.10)田中さんのサイトで Boot Campのインストールとベンチマークをやってますね。

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2006年04月05日

OLPCは手回し充電ではなく、ペダル充電

yellow_OLPC.jpg

ネグロポンテ氏が率いる「The One Laptop Per Child」ではインド、中国、ブラジル、アルゼンチン、タイ、エジプト、ナイジェリアの子どもたちに500万~1000万台のノートPCを配布したいと考えている。
この100ドルノートPCの新プロトタイプがLinuxWorldで発表された。

スペックはAMDの500MHzプロセッサと128Mバイトのメモリ、HDDの代わりに512Mバイトのフラッシュメモリを搭載。液晶画面は太陽光の下では1110x830ピクセルの白黒モード、その他の場面で640x480ピクセルのカラーモードとなる、2つのモードの使い分け。内蔵のメッシュネットワーク機能を利用して、すべてのマシン同士がリンクされる。

以前に紹介したイメージでは手回し式のハンドルが付けられ、これを回すことで発電するようになっていたが、マシン本体にひねりが加わると悪影響が出るおそれがあることから、ペダルのような何らかの発電の仕組みをACアダプターに取り付けることになるという。

OLPCでは、このノートPCを2007年に135ドルで発売し、その後値下げして2008年には100ドル、2010年には50ドル(4年後に約6千円)で販売することを目標にしているそうです。

コンセプトはeMateに近いですし、この値段ならオモチャ屋に売ってる子供用ゲーム機と同じ価格帯。爆発的に普及しそうです。期待したいですね。

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2006年03月03日

オリガミ プロジェクト (Week2)

本日、新情報が出るハズのオリガミProjですが、新しいFlashムービーが追加されただけで、3月9日まで引き伸ばしになった感じですね。

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2006年03月01日

オリガミ プロジェクト

こっちは何が出る?
タッチパネル付きの小型モバイルPC?

Project origami

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WWJD (What would Jobs do ?)

Appleの新製品は Mac Mini CoreSolo/Duoと iPod Hi-Fi でした。驚きは薄めだったね。まぁ Mac Mini 欲しくなったけど。

さて Engadgetより。
アップルの新製品予想コンテスト(WWJD)の結果が発表されています。

ClubNewtonとしては、これを推したい! って言うか、これ欲しい!

ipad.jpg

公開されたAppleのパテントを意識したこれも力作だ。

touchscreen_ibook.jpg


アラン・ケイ達が進めている One Laptop per Child(OLPC)のパロディ作品がこれ。

oippc.jpg


BlueToothイヤホンとのコンビネーションで iPod Shuffleの後継となるか? iWrist

iwrist.jpg


左腕にiPodを内蔵した定番 iRobotもステキだ。

irobot.jpg

その他の作品も盛りだくさん。ぜひ Engadgetで力作ラインナップを確認しよう!

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2006年02月28日

何が出るかな?

invitation.jpg

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2006年02月26日

The Mac Minitosh

minitoshbanner.jpg


PowerPC G4 1.25GHz、RAM 256MB、HD 40GB、Combo Drive搭載のMacintosh-Plusがやってきた!
その名はMac-Minitosh

壊れていたMacintosh Plusの中身をなるべく活かすように、中にMac-miniをビルトインしたこのMac。
Mac-miniのDVDドライブをフロッピードライブの位置にピッタリ合わせ、内蔵モニターとの接続では部品の位置を変更したりと、けっこう苦労したようだ。内部ではMac-miniと内蔵モニター基板との接触を避けるためにアルミのブラケットまで用意している。

内蔵モニタからスプリットされた信号を外部へ出すために、レガシーなシリアルポートを潰し、VGAモニターポートに置換えてある。
Mac-miniの電源スイッチはMac-mini本体から引き出して側面に配置、背面パネルにあるオリジナルの電源スイッチはモニターのOn/Off用に残された。

ブートではImagine BootX を利用してハッピーマックが表示され、ノスタルジーを醸し出している。

minitoshscreenshot.jpg

今では懐かしい曲面ディスプレイにOS-Xが横たわっているのはタイムスリップしたようで、なんともいえない良い感じがするねぇ(笑)

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2006年02月17日

空飛ぶ自動車

2006年7月末にウィスコンシン州オシュコシュで開催される「EAA AirVenture Conference」で、折りたたみ翼の付いたSUVが発表される予定。
flyingcar2.jpg

「Transition Personal Air Vehicle」と呼ばれるこのSUVの開発は、Carl DietrichとMITの航空宇宙工学科の学生らが起こしたTerrafugiaという企業で進められている。

flyingcar1.jpg

飛行距離は約160~800キロメートル。乗員2人と荷物を運ぶことができ、エアバッグ、GPSナビゲーション搭載で燃料はプレミアム無鉛ガソリンらしい。最終的に軽飛行機のライセンスで運転できる乗り物として認可されることを目指している。

バックトゥザフューチャーのように反重力では飛べないけれども、こんなのもあっていいよね。日本国内でも、あちこちにあるジャイロコプターの滑走路を使えば、ちょっとした遠出はできるんじゃないかな。

まぁ日本ではライセンスをどうするかって点で、機体の値段よりも大きな問題があるだろうけど。

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2006年02月14日

クールなタッチ・インターフェイス

山本さんのコメントから頂いた記事です。

ニューヨーク大学が、コンピューター用のタッチパネル・インターフェースの実用レベルの試作品を開発。試作機はMacOS-X上で動作し、マルチポイントのタッチ操作に対応している。
とにかくこちらのページのデモビデオがすごい。

まさにマイノリティ・リポートの世界だ。

"Broadcast yourself" ということなのでビデオごと掲載します。圧巻。
(リンク先がメンテナンス中の場合もあります・・・)

AppleのパテントFigにあったように指の操作で地図を拡大し衛星写真に切替えて、さらに拡大していくデモ。Google Earthを手で回しているようで、「世界はオレの手の中にある」って感じ(笑)

touch_map.jpg

やっぱり出たね。
画面上のレコード盤をDJ気分で操作するデモ。
たとえば、iLifeのユーザーインターフェイスとして、このマルチポイントのタッチパネルがあったら、どうだろう。

touch_dj.jpg

ソフトウェアキーボードを、ごく普通にタッチタイプし、入力された文字の移動や装飾を指先で手軽に行うデモ。
文字認識にこだわらず、こういった方法もアリだと思う。

touch_word.jpg

デモを見る限り、的確に人間に追従しているという印象で、きっとユーザーは気持ちいいだろうね。

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2006年02月10日

Touch iPod ?

こちらもhrmpf からの "Touch sensitive iPod" の特許情報。2005/1/18に特許庁にファイルされたようだ。

touch_ipod.jpg

ご覧のように iPod のディスプレイそのものに見えない Touch Wheel がついている。
ユーザーインターフェイスとしては直感的ではないけど、憶えてしまえば操作は簡単。hrmpfのページには iTunes や iPhoto への利用イメージもあって、なかなか楽しい。

この操作をそのまま使えば iDJ もできるんでは?

投稿者 Yos : 12:53 | コメント (1) | トラックバック

タブレット型デバイスに関するAppleのパテントが公開


MacRumers
hrmpf経由。

2005年1月に出願されたAppleのタブレット型デバイスの特許が米特許庁で公開されている。
ユニークなユーザーインターフェイスがAppleらしい。

touch.jpg

従来のようにタブレットの接触点が1点ではなくて複数の接触点を使ったインターフェイス。
複数点を使うことで操作とコマンドを別々に指定できたり「指を開く」という動作で画像の拡大ができたりする。この絵では、2本の指で絵を回すような操作をしていますね。

zoom.jpg

iPodのような操作ツールも描かれています。
将来的にiPodがタッチパネルになったとしたら、このように画面にホイールを描画して操作することになったりするんでしょうね。

wheel.jpg

Appleのアプローチが、今までのタブレットPCと違うのは、タッチパネルを指で使うということを非常に意識しているという点。
hrmpfのページにあるような操作イメージで「Visual Expander」と呼ばれる仕組みが画面上のユーザーインターフェイス部品を拡大して、操作しやすくしてくれる。

たとえばボクらは「スクロールしたい」のであって「スクロールバーをタップしたい」のではない。従来のPDAやタブレットPCのように、画面上の小さなGUI部品をスタイラスの先で正確にタップしなければならないという操作の繰り返しは、人間にとって大変ストレスになる。人間が機械に合わせているわけだからね。

こういったストレス操作を軽減し、本来の目的を達成しやすい仕組みとして Visual Expander は、機械側が人間に近付いてきてくれる。タブレット型デバイスをより身近にしてくれそうだ。


こっちは、おまけ。iPodにアンテナのついた絵もありました。

ipod_air.jpg

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2006年02月09日

リモートディスプレイ

米toshibaはリモートディスプレイもCESに出品していて、こっちの方がボクは気になる。

toshiba-atCES2006.JPG

普段使いを考えると、自宅でちょっとしたメールチェックや調べモノをするのなら、マシンごと持ち上げなくてもいいからね。無線圏内にマシン本体があって、人間とのインターフェイス部分だけを利用できればいい。これだと多少手荒く扱っても大丈夫だ。

リモートデスクトップ用のソフトにVNCがあるけど、あの発想の延長だと思う。

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2006年02月06日

Google Dashboard

まだ製品化は未定ながら、CESでのGoogleの基調講演でプロトタイプとして紹介されていた "Google Dashboard" は期待できる。

google_dashboard.jpg

Google Earthがベースになっているのは「衛星写真+ポリゴン地図」というマップ表示を見れば一目瞭然だけど、大きな違いはユーザーが移動していくということ。ロケーションベースな情報をプッシュ型で提供するためのネットワーク実験プラットフォームと見れば非常に面白い。

周辺探索などGISとの連携は当たり前として、たとえば天候の情報などをマップ上に映像として再現するというのもいいだろう。今から向かう先が雨降りや雪なら空が暗くなっているとか、ハリケーンの動きが俯瞰できるとかね。あらゆる情報を感覚的に「見える化」していく。

一方でクルマ自体の管理も車内ネットワークで実現されてきているから、両者を連携させるようなプロトコルがあれば、クルマライフを見越したサービスを提供するような新しいマーケットも創造できそう。

ガソリンが減ってきたら近場にある料金の安いガソリンスタンドを提案してくるとか、空車のあるパーキングの広告が表示されるとか、お昼近くになったら周辺のレストランの混み具合が一覧できるとか、チャンス・ロスを埋めたい業種にとってはとても魅力的な広告媒体になるよね(映画マイノリティ・レポートに出てくる広告みたいにウザイのも嫌だけど)。

車検が近付いたらインパネに見積りが表示されるとかいうのも良いね(笑)

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2006年01月29日

Anotoペン用の用紙印刷ができる?

以前から気になっていたアノトのデジタルペン。
anoto2.gif
ご存知ない人のために説明すると、アノトのデジタルペンというのはペン自体がコンピュータを搭載しているデジタル入力デバイス。

操作はいたって簡単。
普通のボールペンと同じように「専用紙」に書き込むと、ペン先にあるカメラが筆跡を解析し、書いた内容自体をデジタルデータとしてペン内にあるメモリに記憶するという仕組み。これをBlueToothなどで他のデバイスへ転送すると、書き込んだ内容そのものがインクデータとして再現される。入力のためのキーボードやディスプレイは一切ない。

anoto3.jpg

デジタル機器のインターフェイスに縛られることなく、違和感なくデジタル情報を残せるというのは、とてもスマートだ。

たったひとつのネックは専用紙が必要だということ。
用紙が専用なので汎用性が低く、いまいちかなぁーと思っていたが、自分で用紙を印刷できる道が開けたようだ。

なるほど霜ケンさんは、アノトを持っているのか。
さらに欲しくなった(笑)

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2006年01月28日

One Laptop per Childに国連の支援

国連が、世界中の子供たちに100ドルのノートPCを配ろうというOne Laptop per Child(OLPC)を正式に支援することを、ダボスの世界経済フォーラムで発表したようだ。

OLPC2.jpg

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2006年01月25日

手作りタブレットMac

かなり昔の記事ですが、MacModでは本当に iBookからタブレットMacを作ってしまったカメラマンによる解説が掲載されている。すべて自作ということで、内部はかなり「ガムテープ・チューン」されてますが、使っている本人が満足してるんだから、これもアリなんでしょうね。

MacModの記事も、この i-Tabletで書いたとのことです。

投稿者 Yos : 18:44 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月20日

iTab落札

iTabは、どうやら1500ドルで落札されたようですね。

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2006年01月17日

Firefox/Thunderbird for Intel Mac

早くも Intel Mac 対応の Firefox / Thunderbird が公開されている。いずれもディスクイメージdmgファイルで The Mozilla FoundationのソフトウェアエンジニアJosh Aas のサイトからダウンロードが可能だ。

ff-tb.jpg

非公式なのは、OS X 10.4.4 で出荷された (Macromedia) Flash用プラグインのFirefoxに対する互換性の問題の解決と、Java Embedding PluginをIntel Macにアップデートする作業が、まだ残っているからだということです。

"Use at your own risk." と言いつつも、品質的には満足のいく仕上がりだとか。

投稿者 Yos : 14:39 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月13日

タブレットMac "iTab" 登場?

ThePlaceforitAll.com からタブレットMacが登場。
その名も"iTab"
もちろんAppleとは何の関係もありません。

iTab.jpg

現在eBayオークションに出品されていて、まだ製作されておらず、eBayで1つ売れる毎に1つ製作していくらしい。

iTabは iBookのモディファイ。スクリーンとキーボードを外し、タッチパネルを装着したピュア・タブレット(というかピュア・タッチパネル)。タッチパネルを接続するためだと思われるが オリジナル iBookより USBポートが1つ少ない。

シリーズ1では100台のiTabを製造する予定。また iBookがリニューアルされる度に、新しいシリーズのiTabを100台製造していくという。すべてのiTabはナンバリングされている。

もちろんハードウェアの保証はなくなり、ソフトウェアの保証は継続される。また ThePlaceforitAll.comはiTabの修理を受付ける予定はなく「iTabは iBookと同様なので、壊れたら自分で直してください」とのこと。

iTabで使われているタッチパネルは InkWell互換ではないため、手書き文字認識はできない。

文字入力はDashboard widgetの入力パッド KeyStrokeを使ってくださいとのこと(iTabには含まれません)。

納期は iBookとタッチパネルを仕入れてから1週間の作業時間が必要。オリジナルiBookの箱に入れてのお届け。

以上のように非常に うさん臭いが、スペックは現行の iBookと同じです。

eBayでは 1,500ドルからのオークションが進行中。あと6日で、どこまで値が上がるか見ものです。

投稿者 Yos : 12:31 | コメント (0) | トラックバック

Intel Mac の実力レポート

いなみさんの「アメがん」より Intel Mac の実力レポートを紹介。

Jobsの基調講演での2~3倍速という数字は本当なのか?

「Dock にある Safari アイコンをクリックすると Dockの中で1回弾む前にアプリケーションが起動し、最初のページが表示される」そうだ。Expo用に最適化されているとはいえ、これは速い。
とは言え 2~3倍速という数字は厳しく、ユーザー・エクスペリエンスは体感1.5倍程度。

iLifeはどうだったのかな?画像処理の速度がどのくらいになるか興味がありますね。

Rosetta上での Word:Mac の起動もスムースなようだけど OS-XでのClassic環境でもそうであったように「ハードウェアをコントロールしたりするようなソフトは Rosetta 上でうまく動かない」

このあたりは Intel ネイティブまたはユニバーサルバイナリを待たないといけないようです。

投稿者 Yos : 07:27 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月12日

Google EarthがTigerに対応

Windows版の Google Earthのベータが外れて、正式リリースになったのと同時に Mac用 Google Earthがベータリリースされた。

OS X 10.4以降に対応ということで Pantherのボクは試すことができません(泣)
ダウンロードはこちらから

余談ですがダウンロードページにある

 Desktop computers older than 4 years old may not be able to run it.

という記述は、大雑把だけど親切ですね。

投稿者 Yos : 07:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月11日

MacWorld Expo/SF 2006

MacWorld Expoの会場はブルース・ブラザーズで盛り上がった。
iPodでSaturday Night Liveが見れるようになるらしい。うーん、欲しくなったぞ。

さて従来のPowerBookの4倍のパフォーマンスを実現できるという MacBook Proが発表されました。先行予約開始で発売は2月から。
詳細な仕様はここ

現行PowerBookよりもわずかに薄い筐体には、iSightカメラが内蔵され、Front Rowリモコンも搭載。ところで、このMacBookという名前は慣れが必要ですね。言いにくいです。ニッカポッカみたい。

macbook.jpg

今年度中にすべてのモデルをIntelチップへ移行する計画のようですが、Intel製プロセッサを搭載したマシンを投入した後も、従来プロセッサ搭載マシンを販売し、従来製品も新製品も同じ価格で販売。最後のPowerPCマシンということで需要もあり、在庫を消化していくということなんだろうね。

coreduo.jpg

iLife'06は各アプリケーション毎にPodCastingへの細かな対応が成されていました。
iPhotoのPhotoCasting、iMovieのiPodエクスポートやビデオPodCast、GarageBandのPodCast作成スタジオなどなど。

おばあちゃんのMacのスクリーンセーバーを孫の写真に設定するというデモがいいよね。
アルバムを更新したらPhotocastされて、おばあちゃんのMacのスクリーンセーバーが自動的に更新されて孫の新しい写真が見られる。

iLifeって感じだ。

Appleのウェブサイトで数日前に誤って公開されて話題を呼んだ「iWeb」は、おおかたの予想通りウェブサイト作成用のアプリケーションだった。iLifeファミリーを使って、総合的にサイトを構築できるというのはいいね。
PodCastingというキーファクターで従来のiLife製品をうまくまとめ上げ、PersonalCastingのツールに仕上げたわけだ。

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Appleの製品とサービスは、どちらかが先行することもなく、いつも非常にうまくバランスしていると思う。
こだわるトコロとこだわらないトコロの緩急も上手に付けているし、時代のちょっとだけ先を取るセンスもいい。

apple30.jpg

Appleは今年、創業30周年を迎える。
ボクがAppleIIに憧れてたのも、30年近く前のことなんだと思うと感慨深いね。

投稿者 Yos : 07:05 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月16日

Google Music

楽曲の歌詞やアーティスト、CDタイトルなどを素早く検索できるサービス「Google Music」が開始されました。

鳴り物入りで登場した割には Googleらしくインターフェイスがシンプルで好印象。

GoogleMusicは検索した結果に、AppleのiTMSなどの音楽配信サービスやAmazon.comなどのオンラインストアのダウンロードサービスへのリンクが張られるというもの。たとえば歌詞で検索して、そこからCDの購入やiTunesでのダウンロード購入に直にジャンプすることができます。

検索結果のアーティスト名をクリックすると、そのアーティストの過去のアルバムやGoogleNewsでの最新ニュース、GoogleImageでの写真、GoogleGroupsでのディスカッションなど、アーティストを取り巻く情報を見ることもできる。

歌詞の一部を憶えてるんだけど曲名もアーティストも分からないってのがたくさんあるよね。こんどどこかで聞いたら絶対メモっておこう、なんて思ってる楽曲に限って巡り会わない。GoogleMusicで遊んでたら、さっそく何曲か購入してしまうかもしれないですね。

投稿者 Yos : 10:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月14日

アラン・ケイのOne Laptop per Childがいよいよ実現

世界中の子供たちに100ドルのノートPCを配ろうというOne Laptop per Child(OLPC)が製造を台湾のQuantaに決定。最終設計から製造を担当するようです。

051117_laptopebook.jpg051117_laptopcrank.jpg

QuantaはHewlett-PackardやDellの製品もOEMで手掛けているようで以外と身近にお世話になっているかもしれないね。

ボクは以前、新型マウスの開発のために台湾に滞在したことがあります。当時、世界のマウスの7割のOEMシェアを持つメーカーは台湾にあったんだよね。このメーカーはMicrosoftマウスも作ってました。

ボクはPC側のドライバを書いていたんだけど、マウス側のファームウェアを書いていた王さんと意気投合してちょくちょく屋台に出かけたりしてました。台湾の人は押しが強く、車を運転させると車輌感覚がミリ単位でスゴイというイメージが残ってます。

OLPCもガンガン進めて欲しいですね(笑)

投稿者 Yos : 22:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月12日

Ajaxで文字認識

Googleをはじめとして今年はAjaxが大流行でしたね。こんなサイトもありました。

Ajaxを使った手書き文字認識

ブラウザ上で手書き文字を書くと、ほぼリアルタイムに認識し確率付きで10個ピックアップしてくれます。なかなか面白いです。

投稿者 Yos : 22:07 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月08日

リファロ

ペーパー・ディスプレイや超薄型電池が登場したけど、こういう素材を見てるとリファロが復活しないかなぁと思ってしまう。

1990年に京セラが発売したリファロは6穴バイブルサイズのシステム手帳でありながら、MS-DOSが走るという刺激的なマシン。表紙の裏に液晶画面、裏表紙の裏にカードスロットが付いたシステム手帳の格好をしている。

refalo.gif

CPUは80186、MS-DOS搭載、JEIDA4.0 のカードスロット2基でLotus1-2-3が走った。80186って・・・組込みマシンのアセンブラをよく書いてたもんです。なつかしー。

入力は液晶にペン入力。入力方式は現在のザウルスの原型にもなっている。ゲームボーイのような十字キーとボタン2個も付いていて簡単なデータ・ブラウズはそれだけでOK。

Refalo-2.jpg

何よりもリファロはシステム手帳なので「紙が挟める」のが面白い。いや、紙のリフィルだけでなくキーボードもリフィルだった。

Refalo-1.jpg

しかもキーボードやポケベルなどのオプション・リフィルはケーブル接続ではなく、リフィルのように挟むだけで使うことができる「電磁カップリング」とか言うスゴイ インターフェイスだったのだ! 京セラ、すごいぞ。

当時すごく欲しかったリファロ。
現在の技術を使ってリファロを再生してくれたら生ツバもんですなぁ。

リフィル見開きのタッチパネル液晶画面とか、交換リフィル・バッテリーとか。オペレーティングシステムは、もちろんNewton OSでね。

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2005年12月07日

曲がるバッテリー

薄型ディスプレイの次は、薄型バッテリーが登場。

paper_battery.jpg

NECが開発した超薄型バッテリーは、ごらんのように手で簡単に曲げることができる。厚さわずか0.3ミリ。30秒の充電でLEDを20分程度点灯させることができるらしい。

いろいろと応用できそうです。

投稿者 Yos : 10:32 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月06日

電子ペーパー・ディスプレイ

Plastic Logic社が高松市で12月6日から開催されている「第12回 International Displays Workshop」で電子ペーパー・ディスプレイを紹介。

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プラスチック上にトランジスタをプリントするという手法で製造されるこのディスプレイは厚さ0.4ミリ未満。画素数800×600ドットで100dpiの4階調グレースケール。100dpiだから見た目には新聞紙の印刷と比べても遜色ないレベルだと思われる。

紙に印刷したように見える電気泳動ディスプレイの材料 E Ink Imaging Film を使用しているので電力を消費するのは画像イメージを変更する時だけ。グレースケールの階調を上げていくことは技術的にさほど難しくないと言うことだし、圧力センサーをスクリーンの下に設置しディスプレイの光学性能を低下させること無くタッチスクリーンを実装することもできるとのこと。

Plastic Logicは今年10月にDoCoMoとの共同開発に合意していて、移動体通信のユーザーインターフェイスが劇的に変わることも期待できるね。

i-ModeケータイとBlueTooth接続された電子ペーパーが毎日の新聞を運んでくるなんてこともありえるかも。

投稿者 Yos : 12:34 | コメント (0) | トラックバック

2005年02月24日

SoftEther VPN 2.0 β2 がリリース

個人的に応援しているSoftEtherのセキュリティ機能を充実させた新バージョン 「SoftEther VPN 2.0 β2」がリリースされました。
SoftEtherは、LANカードやネットワーク・ハブといったハードウェアをエミュレーションして、その中に暗号化したSoftEtherプロトコルを流すことによってインターネット上に仮想的なプライベートネットワークを作るソフトウェア。遠隔メンテナンスに苦労した人などには、とてもありがたいフリーのVPNです。

以前のバージョンでは物理ネットワークとの接続にはWinXPのネットワーク・ブリッジが必要でした。Ver2では仮想LANと物理ネットワークのブリッジ機能が実装されてSoftEtherだけでブリッジ接続が可能になっていますから、既存のネットワークにシームレスに溶け込むVPNが簡単に作れるわけです。ネットワーク管理ポリシーがしっかりしていないと非常に危険ですけどね。

SoftEtherの本

投稿者 Yos : 17:37 | コメント (0) | トラックバック

2005年01月29日

SoftEtherの本

SoftEtherのバージョン2に非常に興味を持っています。
HTTPプロトコルの中にSoftEtherVPNプロトコルを流して、追加ハードを一切使わずにVPNを実現するというのがSoftEtherの売りです。現在Ver2のベータ版が検証用に配布されていますが、バージョン1の時には仮想Hub側の設定がコンソールしかなかったんですよね。なので勝手にGUIラッパーを作ってみました。

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この本にちょっとだけ、ボクの作った「SoftEther仮想HUB管理GUI」の記事が載っていますので興味のある方は見てみてください。

投稿者 Yos : 23:11 | コメント (0) | トラックバック