- 99/4/28: Datesをジックリ見てみよう -

 連休が近づいても、相変わらずの全国行脚が続いております。ボクの使い方だと、出張が続く時にNewtonはチカラを120%発揮してくれますね。特に複数のプロジェクトが細かく絡み合うような予定を立てる時、Datesはその潜在能力を見せてくれます。

今日と明日の予定を見比べながら打ち合わせを明日から今日へ移動する、なんて事は多々あるけど、そんな操作はドラッグ一発。TimeTraxは確かに一覧性が抜群だけど、何故か入力はオリジナルDatesを使ってしまうんだよね。

それはDatesが予定の「キャプチャ」をメインに考えてあるからなんだろね。でもDatesも、もうちょっと見やすくなればねぇ。

== 間違い捜し ==

 さて大阪からの帰り道に、ちょっとした事を考えつきました。あなたのDatesと、どこが違うか分かりますか?

このアプレット、連休明けには公開できるかな?

- 99/4/20: MessagePad 3100C登場 -

 TOMさんのホームページに新型Newtonのデザインが紹介されています。

ってもちろん、これはTOMさんの考えた「もし、新型が発表されたら」なんですが、なかなかにソソるものがあります。

時代に逆らうようですが、ボクはA4サイズのNewtonが欲しいッス。IBMのCrossPadに近いデザインの物がいいなぁ。小さいサイズのデバイスもいいんでしょうが、ボクはA4サイズいっぱいに文字を書いて認識させたいッスね。

それでこそNewtonWorksみたいなアプレットが生きてくるってもんじゃないでしょうか。

- 99/4/19:二人で翻訳してます -

 14日にお伝えした、元Newton開発者が質問に答えるディスカッション・スレッドの内容を翻訳したものが少しできました。

== Newtonにまつわるエトセトラ ==

 実はこの翻訳の話はNewton界の編集長、神田Teppeiのチカラが無くては成し得なかったものなのです。実際の翻訳はTeppeiが担当してますので苦情は彼の方へ(ウソウソ)。

まぁ、二人ともボチボチやってますので少しずつ内容が増えていくでしょう。こちらをご覧下さい

== Newtonリサーチ ==

 その同じ掲示板で、現役Newtonユーザーのリサーチが行われています。去年の9月から始まっているこのスレッド、Avi DrissmanLee MoonそれにAdam Towも名乗りを挙げてましたね。ボクも今日やっとスレッドに気がついてコメントしときました。

Trying to Newtonize the world! なんてコメントしてる人もいたりして、結構盛り上がってるみたいですね (^^)

- 99/4/17:Newton手書き認識の論文 -

 先日、「Newtonの手書き文字認識はニューラルネットを使っているらしい」と書いたら名古屋の二村さんからLarry Yaeger氏の情報を頂きました。

== ニューラルネット文字認識 ==

 Larry Yaeger氏はAppleのAdvanced Technology Group(現Apple Research Lab.)でNewtonの手書き文字認識開発のリーダーとして活躍した人。彼は自分のホームページで、この認識技術についての論文を公開してるのだ。PDF形式で提供されてるので興味のある人は見てみたらいいかも。

ClubNewtonで昨年からPencilの進歩が止まってるのには実はわけがあって、いろいろと勉強はしてるんだけど、これといったブレークスルーが無い。この論文をキッカケに何か新しいアイデアを考えてみたいッスね。

== SketchMailはどうなったんだ! ==

 いろいろと検討した結果、SketchMailは大改造になりそうです(ありゃりゃ)。ベータ版で公開した機能は小さくまとまってるので、バグ取りなどをして再度公開したいと思ってますが、次期SketchMailは方式変更のためのリサーチなどで若干時間がかかりそうです。実は毎日調査してるんだけど、どこにも答えが見つからないんスよ。こればっかりはシャーロック使ってもねぇ。

== ClubNewtonの伝説 ==

 以前紹介したキャッチフレーズのサイト。今日は「燃えさかるClubNewton」でしたが(爆笑)こんなページもあったんですよ。ClubNewton今日の伝説は・・・

ClubNewtonはセガサターンの後継機として生まれるが、サターンとの互換性はなかった。

18歳の時、突然にドラえもんの訪問を受け、4年間で世界を手中に収める。後世に「暗黒王ClubNewton」として語り継がれる事になる。

26歳の夏。色香に惑わされ、時給255円のバイトでこき使われる。山手線で居眠りし469周してしまう。目覚めると車庫の中であった。

43歳のときClubNewtonは自ら片方の眉毛を剃り落とし、山に篭った。「銀のClubNewton」をはがきに5枚貼って送ると、「ClubNewton缶」がもらえる。「金のClubNewton」だと1枚でいいが、めったに見つからない。

57歳のとき、史上最年少パイロットとして宇宙に飛び立つが、大気圏脱出直後に信号無視の上メカライオンと衝突、免停22年。

ClubNewtonは子供に「母さんを頼む」と言おうとして「ターザンを頼む」と言い残しこの世を去った。

== 今夜のお気に入り ==

RealTime:春畑道哉

- 99/4/14:Ex NOSEのQ&A -

 PDA-Dispatchで盛り上がっている元Newton開発者(Ex NewtonOS Engineer略してEx-NOSE)が質問に答えるディスカッション・スレッドは、すでに40ポストを越えてブラウズするのさえ、重くなってきてるぐらいの盛況なのだ。

== Newtonの文字認識 ==

 アップルの内情とか、Newtonの内蔵シリアルポートの話、10061エラー回避パッチの可能性についての話題が所狭しとQ&AされてるからNewtonファンには見逃せない情報だ。AppleのNewtonグループにはMac上で動作するNewtonインタプリタが実際にあったとか、NewtonにLinuxを載せようなんて話題まで出ていて、それに真面目に答えてくれているのだ!

 ボクが注目した話題としては、ちょっとしか出てこないんだけど文字認識の話。Newtonの文字認識は、どうもニューラルネットを使っているらしい。Pencil制作の時に検討して失敗したニューラルネット。Newton内では実際に動いているのか?

抜粋)Apple also developed the "Printed recognition engine" and it is written in C/C++ and is "newton" independant. It was actually developed under Unix and the "results" of some fairly long computational calcuations make up the neural net it uses to do text recognition.

さて、このディスカッション全体をなんとか和訳して紹介できないかと、現在検討中です。誰かやってくれると嬉しいんだけどね(笑)。

== LunaSuiteProがフリーになった ==

Lunatech ResearchはNewton用のインターネット・スイートLunaSuite Pro 2.1をフリーで公開した。ベータ版とも取れる書き方をしてるんだけど、無期限バージョンを手に入れるにはレジストレーションをしないといけないんだよね。実際に登録してみたら2日で登録コードがメールされてきました。

このページにはRichard-Li氏Big-5 (Chinese) characterset plugin for LunaSuite Pro 2.1も紹介されているので日本語使用の可能性もあるかも(未確認だけど)しれないね。

本体のLunaSuiteProがフリーでプラグインが有料というのも、ちょっと考えモンだけど(笑)。

== Newtonの中を覗く:パート2 ==

ドイツにもNewtonをバラしてる人がいるんです。写真がキレイですね。

- 99/4/6:Newtonの隠し機能 -

いやぁ、春ですね。古都金沢は今、桜の花盛りです。日本三名園の一つである兼六園も今は無料開放ということで花見客が夜桜を見に集まってます。祭り好きのボクには、たまらん季節ッスね (^^)

== Newtonの中を覗く ==

相変わらず出張が多いです。スケッチメールもなかなか手を付けられない状況ですが、出張というのは移動時間をうまく使えばそれなりの楽しみ方もあったりする。

ボクが持って歩いてるNewtonにはViewFrameが必ず入ってます。ViewFrameはプログラマにとってはNewtonを使ったパズルのようなもの。Newton内に隠されたアイテムを探し当てるには不可欠なツールなのだ。

出張の移動中はViewFrameを使ったパズルの時間。「こんな事したいなぁ」と思ったらNewtonの中を覗いてみる。PencilやSketchMailも、こんなパズルの時間から生まれたアイデアなんですよね。あちこち覗いていると、やりたい事以外にもいろんな秘密が見えてきたりする。以外と知られていない小さな隠し機能が実はスゴかったりするんだ、これが。

たとえばNewtonにはみんなも日常的に使ってるRecTogglerという機能があります。手書きしたイメージをNewtonがどう判断するかを切り替える機能です。Text/InkText/Shapes/Sketchesの4つを切り替えるのが普通だけど、実は隠し機能としてTextとShapesを同時に認識することもできるんだよね(画面イメージ参照)。

何てことはないようで、実はスゴイ機能だと思う。図形とジェスチャーと文字を適切に認識できる小型コンピュータって、現在どれだけあるんだろうね?実際にこれを使う必要のある人はいないかもしれないけど、Newtonの可能性や潜在能力を実感するには面白い機能なので、アプレットにしてみました

上のイメージを見てもらえば、使い方は分かりますよね。Text&ShapesアイコンもNewton内に既に用意されていたわけで、ボクはその機能を解放しただけなのです。

この例や有名なフリーズ機能のようにNewtonには隠れた機能が、未だにたくさんあるんです。

== プログラマー岡部さん ==

FNewtonサブシスの岡部さんが、ついにプログラマーになりました!(パフパフッ)

WindowsとNewtonのデータをシンクロさせるためのパッチを作っちゃった。第1作目なのにスゴイ。

OutLinkというのはWindowsのOutLook97/98とNewtonのデータをシンクロさせるソフト。英語でしか使えなかったんですが、岡部さんはOutLinkのNewton側アプレットにNTEncodingのパッチを当てることで日本語が通るようにしちゃったわけです。

実際に使わせてもらったんですが、DatesとToDoが簡単に完璧にシンクロできちゃった。で、思わずOutLinkを購入してしまいました (^^;;

自宅ではMacとClockWorkでスケジュールのバックアップを取ってたんだけど、会社でスケジュールを一覧したり印刷したりするには、もう最高の環境ができあがったわけです。FNewtonのLibにアップされるようです。要チェックですよ。

== MP2K解体の手順(写真付き) ==

思う所あって(笑)久しぶりにMP2Kを解体しました。先日Newton工房に載せた記事に写真を追加しましたので、興味ある人は見てみてください。写真を多用してるので、かなり重たいです。

 

 

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